本文へスキップ

科学グループmember

Japanese / English

法グループ 科学グループ 社会技術社会論グループ

本堂 毅(グループリーダー)

 東北大学で、物理と音楽を通して科学技術社会論を教えるという無謀な計画を、気がつけば8年近く実行してきた。
 一応理論物理学者だけれど、細胞実験もすれば、医学会や科学技術社会論学会にも所属しているので、専門を尋ねられたら、ただ「科学者です」と答えたい。
 今回の原発問題でも明らかなように、科学技術の影響は市民に直接及び、専門家や一企業が負える責任を超えてしまう。
未来を確実に予測することは、専門家(科学者)にも出来ないのだから、社会・市民は科学の不確実性を前提に、私たちの意思として何かを「選択」しなければいけない。
その際、科学技術の専門家を暴走させず、しかし専門家を使いこなす仕組みが必要になるはずだ。
法廷を例に、科学技術の専門知と社会の関係、市民社会の中での科学者、科学技術社会の中での法曹や市民の役割と責任について考えている。

久利 美和

東北大学大学院理学研究科 助教
地質学と地球物理学を行ったりきたりしながら、博士(理学)取得。
マントル対流や火山(特にマグマ溜まりの形成と進化)の研究、および質量分析計を用いた仕事に従事。
2007年2月より東北大学特定領域研究推進支援センター助手として女性研究者育成支援推進室に従事。短時間勤務制度の制度設計や女性研究者育成支援推進室の「サイエンス・エンジェル」とともに科学の啓蒙活動に参加。
2009年4月より、東北大学大学院理学研究科・理学部教育研究支援部広報室助教。2009年6月より、同アウトリーチ支援室助教。
防災教育を題材に、科学と社会の接点になることを仕事にできないかと模索する中で、このプロジェクトからお声がけいただき、現実はなれない言葉と文化と格闘の日々。2011年3月に東日本大震災を経験し、何かできるはずの立場にいながら、自分の非力さを見せ付けられるばかりの日々でもある。

小林 泰三

何でも屋の自然哲学者。
面倒くさがりやで要領も良くないので、自然と他人がやらない事に
手出しをするようになる。その度に周りをハラハラさせている不届き者だが、
人の縁に恵まれて、今の所頓挫せずにきている幸せ者である。
このプロジェクトも私にとっては在って当たり前の大事な存在だが、
目下プロジェクト内の研究と作業のバランスを思案中。
それにしても、あぁ、無伴奏3番のフーガを思いっきり弾きたい!!
九州大学情報基盤研究開発センター特任准教授 博士(理学)
普段の仕事:
 フルートの美しい音色の秘密を計算物理を用いて研究している。
 難く言うと、動的な現象の基礎理論構築を目指している。
 また、遠く離れたコンピュータ同士を手なずけて使う方法も研究している。
 難く言うと、大規模広域分散システムの管理運用機構を研究開発している。
MacOS X WorKShop 主宰 「小さな大学」発起人

平田 光司

総合研究大学院大学 先導科学研究科 教授
専門は理論物理学です。素粒子物理学で学位をとりましたが加速器物理に転向、高エネルギー物理学研究所(現高エネルギー加速器研究機構)でTRISTAN、KEKB加速器の理論部分を担当しました。その経験から科学は不確実であること、しかしむしろ不確実であるからこそ信頼できる、というような「秘伝」を体得しました。(日本の原子力の問題の一端は、「科学の不確実性」に対する感受性の無さにあるような気がします。)以後、科学の不確実性が様々な場面でどのような現れ方をするかに興味があり、しろうとながら科学技術社会論の研究にも手を染めています。法の世界ではどのようなことになっているのかに興味があってこのグループに参加しました。

村上 祐子

何でも系哲学者を装ううちに本業を見失いつつある論理学至上主義哲学者。
音楽によるコミュニケーションの仕組に関心を持ち大学に入るが数学に関心が移り、
論理学を専攻しようとするが適当な学科がなく、紆余曲折の果てアメリカ留学で
ようやく論理学専門に学ぶ。しかし帰国後は屠龍の技。
それでもいろいろなプロジェクトに関わらせていただいて楽しい毎日を送っている。
東北大学准教授。
東京大学教養学部卒業、東京大学大学院理学研究科科学史・科学基礎論専攻修士課程修了、
インディアナ大学大学院哲学専攻(論理学専修)博士課程修了。Ph.D.
日本学術振興会特別研究員、国立情報学研究所特任准教授を経て現職。

大石 亜依

多彩なメンバーの方々との出会いが楽しいこのプロジェクト。
後半から迷い込んだ(雇っていただいた)補助員です。
なんでも作ること、描くことが好きです。(あと読むこと寝ること食べること。)
特に美術の空間に身をおけるときが幸せですが、理学研究科でもいろいろな発見があり、新鮮な日々です。
本PJの仕事では、2012年8月26日シンポジウムのポスター、チラシ、招聘講演者キャラクター、当日配布資料、本堂研究室のサイトとイラスト、など作成しました。
最近したいこと。能をたくさん鑑賞したい。弦楽器の音をたくさん聴きたい。
周囲に見られず悟られずにあれこれスケッチしたい。

※並びは五十音順です。

プロジェクト連絡先

 弁護士法人
 リブラ法律事務所
 〒870-0049
 Tel.097-538-7720
 Fax.097-538-7730
 Mail.lybra